長競石(ながきそいし)
長競石は宮小学校の近くにあります。長競石は別名、カッパ石、石仏とも言います。この長競石は、 宮村の地頭宮村通定の息子である「悪四郎」(あくしろう)が、武勇に優れていたことを物語るものだ と言われています。 石は高さ8尺(2,57m)横3尺4寸(1,03m)もあります。その石を悪四郎はわきにはさんで、 遠い山から、宮小学校の近くまで持って来たそうです。 じつは、悪四郎の「悪」というのは強いという意味があり、悪四郎が家臣に強いことを示すためにしたそうですが、 家臣(かしん)の反乱で、萩坂の館を守って防ぎましたが破れて、高野で討ち死にしました。 たちを川に引っ張り込んでイタズラをしていたそうです。困った村の人達が水神様にお願いして、カッパ にイタズラができないように、「この石がくさるまで食べない。」と約束をさせました。カッパは水神様との 約束を守り、イタズラをしなくなりました。そして今も時々石がくさっていないか見に来ているそうです。 と思いました。でも、カッパがいなくなってよかったです。(本文 宮小学校文化クラブ児童が作成)
*令和3年 写真更新。以前は田畑に囲まれていたこの場所も、今は住宅地に囲まれています。 |