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「恕」を考える

最終更新日 [2024年11月18日]  

 これまでに何度か紹介しました言葉に「其恕乎」というものがあります。

 子貢「先生、世の中を生きていくうえで、これがあれば間違いないというものを一言で表
   すと何でしょうか?」
 孔子「それは恕だな。」

という話から、「恕(思いやり)」の大切さについて考えを深めることが大切であると思ったからです。

 しかし、人は誰もが、自分のことが一番大切です。言い換えれば、人を思いやって生きていくことはとても難しいと言えます。
 だからこそ、子貢と孔子のこの会話は重みを持ちます。

 自分自身を振り返ってみるとどうでしょうか。
 相手の立場や状況を考え、相手の感情や状況を思い、攻撃的な、あるいは、自分本位の言葉や態度を避けることができているでしょうか。

 互いに理解し合い、よりよい社会を創り上げるための欠かすことができない「恕(思いやり)」による言動を浸透させる努力はやはり必要だと考えます。

 それが、今はやりの言葉「ウェルビーイング」につながると思います。

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